【1】 利益の増加による資金繰り改善
利益があがらなければ、当然資金は増えません。売上があがっても、それ以上の経費がかかってしまうと赤字になります。資金繰りをよくするためには、まずは利益を計上できる体質にもっていく必要があります。
【2】 売掛金の回収時期、買掛金の支払時期の変更
売掛金の回収が3ヶ月かかるより1ヶ月で回収できる方が資金繰りが改善されます。逆に買掛金の支払い時期は遅ければ遅い方が資金繰りが改善されます。
【3】 在庫の回転期間を短くする
商品は現金が眠っていることと同じです。在庫としての期間が長いほど、資金繰りは悪化されます。在庫回転期間を短くすればするほど、資金繰りは改善されます。また、不良在庫がある場合には処分の検討が必要です。
【4】 返済能力を超えた借入金の返済は行わない
無借金経営にすることが最も理想ですが、まとまったお金があるからといって一度に繰上返済等を行うことは非常に危険です。
返済原資 = 当期利益 + 減価償却費
【5】 無理な設備投資は行わない
設備投資には多額の資金が必要です。設備投資を行って生産性があがり利益に後継してくれればよいですが、利益が出るまではタイムラグがあること、また予想通りの利益がでてくれない場合、資金繰りは急激に悪化します。非収益資産は特に注意が必要です。リース等の検討も必要です。
【6】 無駄な経費を使わない
経費を無駄遣いすれば、資金繰りが悪化します。会社を維持・成長させるために必要なもののみに経費を使いましょう。節税対策といって経費を使えば、税金は下がりますが資金繰りは悪化します。
資金繰り対策が必要な方は、税理士法人クレサスへご依頼下さい。